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お疲れ様でした 

NACSさんたちは昨日無事に「HONOR」全公演を終えられたんですね。

お疲れ様でした。
ケガも病気も、大きなトラブルもなく
無事に終わって本当に良かったなぁと思います。

私も、3月24日の東京銀河劇場での公演を見ました。
何となく(まぁもちろんネタバレを恐れてってこともあるんですが、それはどうとでも方法があるので結局は何となくなんです。)今まで感想を書かずにきたので
全公演が終了したところで一応書いておこうと思います。

(何だかとても長くなっちゃった・・・。)
 ※ ※ ※

■2007年3月24日(土) 昼公演 天王洲銀河劇場 D列左端の方

(一応観劇直後のメモをもとに書いてますが、何しろもう2カ月近く前だし、一度しか見ていないので記憶が曖昧です。もし、間違ったことを書いてたら教えてください。)

もちろん感動もした。
号泣はしなかったけどじーんと胸にくる場面はあったし、
見られて良かったなぁ、と思えるお芝居ではあった。

でも、見終わった後、何となくその世界に浸りきれなかった残念な思いが残ったのも事実だ。

そうなってしまった要因はいくつも考えられる。
まずは見る側である私の体制が万全ではなかったこと。
家族が3人とも具合を悪くしているのに無理やり置いてきてしまったので
そのことが終始頭のどっかにあったのかもしれない。
それから席がはじっこでかなり見にくかったこと。
役者が寝転んだりするともう全然見えないし、
反対側の端の方で演技しててもやはりほとんど見えなかった。
育っていく白樺の苗木がちっとも見えなかったのがかなり悔しかった記憶がある。
後は、これは他の日を見ていないので比べることはできないのだが
その回は特に前半の笑いどころで間が悪く、重い感じだったこと。
会場も爆笑、というところまではいってなかったような気がする。
「HONOR」は後半かなり重たい話になる。
だからこそ前半でどれだけ笑わせるかはかなり重要だと思うのだ。
前半で笑っておかないと、後半長く続く重い雰囲気がきつくなってくる。
前半の笑いとのメリハリが効いてこそ、後半のシリアスな場面が生きてくると思う。
だから前半あまり笑えなかったこの回は、後半が辛かった。
一緒に行った友達が1度目に見た時は、それこそ涙が出るほど笑ったのだという。
そのくらいだったら、もう少し後半のストーリーに入り込めたのかなぁ?
それから、もしかしてもう一度見たらまた違ったのかもしれない。
時間と人物がかなり複雑に絡み合うので、初見ではその関係を追うのに結構必死になってしまう。
だからもう一度見たらもっと余裕を持って見られる分、気持ちも入り込めるかもしれないけど
プロの劇団である以上、1回の芝居で100%のものを見せるべきじゃないか、とも思う。

5人の中では、安田さんがとても良かった。
「五作」は最初から最後までずっと「五作」に見えた。
その演技に引き込まれて、多少の無茶は許せてしまうくらいだった。
ポジション的には「LOOSER」も「COMPOSER」もそして今回もあまり変わらない気がする。
いわゆる“キワモノ”キャラ、とでもいうか。
でも「COMPOSER」のモーツアルトのときはものすごく違和感があった。ひとりだけ妙に浮いている感じがしたのだ。
一方今回はそういうことは一切なかった。
「五作」というキャラクター自体が、饒舌に喋るわけではないのでそれも良かったのかもしれないし、何より「安田顕」という役者が成長したからなのかも知れない。
ともかく、安田さんが役にぴったりはまっていることが、今回の舞台が多くの人を感動させている大きな要因なんじゃないかな、と思った。

ついでに他の4人についても書いておくと、音尾くんはやっぱり上手だなぁと思った。
初めは女性役は厳しいだろうと思ってたけど、だんだん女性にしか見えなくなった。それがすごいと思う。
佐藤さんは相変わらずよくも悪くも佐藤重幸だった。ピンクの頭になっても、ゲイになっても、やはり佐藤重幸だった。
でも最近はそこがいいと思うようになったけど。
リーダーはごめん、よく覚えてない。
洋さんは・・・あのう、ここだけの話、どうしても洋さんを見るときは多少の子猫目線が入り込むんだけど(一応、なるべくそうならないように気をつけて見てるんだけど)その子猫目線で見ると今回はあんまりかっこいいところはなかった。最初と最後はハゲづらだしねぇ。(笑)
ただ配役的には大泉洋が一番かっこよくていい役だったと思う。
ルイを演じてから2年の間に、それこそたくさんお芝居の仕事を経験して
その経験が全身から滲み出るような演技をするようになったなぁと思った。
ゆるぎない、というか、落ち着いて演技を楽しんでる、というか。
少なくとも「CONPOSER」の時のような必死で痛々しい感じはないくなっていい方向に進んでるんだなぁということが感じられて嬉しかった。

それから。
セットがすごいなぁ、と思った。お金がかかってるなぁ、と思った。
ただし正直肯定的な意味合いばかりでもない。
演劇の世界には、ないものをあるものとして扱い、観客もそのつもりで観るというルールがある。
例えば今回で言えば、「携帯電話」なんかがそうだ。
携帯は、実際にはもってないけど持ってるつもりで演技をする。
客もない携帯を想像しながら観る。
道具の何を実際に用意して、何は客の想像に任せるのか、その辺の判断も演出家の手腕だと思う。
今回の舞台で、一番存在感があったのはご神木「HONORの木」だったように思うが、あのリアルで巨大なご神木はすごかった!
ものすごく立派で、立派すぎてちょっとひいちゃった。
だって、それまで大したセットもなく話が進んできたのに
あの木だけ妙に現実的だったんだもの。
あの木がドーンと登場することはもちろん、ストーリー上大切なんだとは分かってるけど
あれってやっぱりお金のない劇団には用意できないセットだよね。
うわ、すごいな、すごい劇団なんだなって思いながら見てた。

今回、物語のかなり早い段階から、鼻をすする声があちこちから聞こえて驚いてしまった。
隣の人も、終始涙をぬぐっているようだった。
私自身は、さっきも書いたけどジーンとするところはあったけど、泣きはしなかった。
この違いはいろいろあるんだろうけど、「ふるさと」ってものに対する思いの違いが結構大きいんじゃないかなぁ。
たとえば地方に住んでいて、進学や就職で都市に出てきた経験を持つ人なんてのは自分の経験と重ね合わせて共感できる部分が多いだろう。
私はそれがないんだよなぁ。
ずっと関東地方に住んでるし、結婚するまで親元を離れたこともないし。
あとね、やっぱり「人の死」で泣かせるのはずるいと思うのよ。
だって人が死んだら悲しいのは当たり前だもん。
そこにまたあからさまな音楽を載せてくるし。
好みの問題も当然あると思うけど、私は今回の音楽はあんまり好きじゃないかな。
なんていうんだろう、それぞれの場面に合わせて“いかにも”な感じがちょっと鼻についたから。

今回一番笑ったのは、「ケン・タウロス」さんが下半身を回転させたところ。
謎のキャラクターだよねぇ、彼。
あそこはとにかく面白けりゃ良かったんだろうと解釈してる。
太鼓はカッコ良かった!
でも、あれって5人だけの音じゃないよね?
音を足してると思うんだけど・・・ま、それにしたって上手だった。
太鼓って単純に迫力があって、生で見せるものとしてとても魅力的だと思う。

いろいろ書いたけど、今回も見る機会に恵まれて良かった。
NACSの芝居を何本か見て最近思うのは、
やはり基本的には森崎さんの脚本は私の好みではない、ということ。
これはもう好き嫌いの問題なので、仕方無いんだと思う。
どちらかというと佐藤さんの書くような脚本が好きなの。
だから「ミハル」はとても好き。
リーダーの描く世界は壮大すぎて、たまに心の焦点が合わなくなる感じがする。
お友達は「やさしく抱きしめられている感じで物足りない」と評していたけど、そういうところもある。
ぼやけるんだなぁ、何となく。
そこが彼の大きさであり、優しさの表れでも当然あるんだと思うけれど。

ただ。
それでもなお、NACSの芝居を今後も見続けたいと強く思った。
それはまさに、洋さんが「トップランナー」で言っていたのと同じ理由からだ。
すなわち「5人が、相変わらず5人で仲良く芝居を作り続けてる姿を見ていたい」と思うから。
本人たちも自覚している通り、きっとNACSは“そういう”劇団なのだ。
私はそういう劇団を好きになった。
だから、これからもなんだかんだ文句をつけながらも(笑)ずっと見続けていきたい。
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コメント

こんにちは。
私は4月末にやっと1度だけ観たんですが、きっとミヅチさんが観た頃とは内容が変わっているのかもしれません。
所々足したり削ったりして、より良いモノに創り上げていってると思うので。
もちろん、プロなんだから最初から100%で…というのもすごくわかります。「COMPOSER」の時は、あまりにも雑過ぎて”金返せ!”と思った公演がありましたもの。
あと脚本の好みっていうのもありますよね。私はモリファンなので贔屓目もあるのかもしれないです(笑)
DVDが出たらまたじっくり観たいですね。(出るものだと思っている)

お久しぶり!

もももさんと私では1か月ほど間があくので、
きっと芝居もいろいろと変わったのでしょうね。
最終的にどうなったのかは、とても気になります。
私もすごくDVDを楽しみにしてるもの。
正直よく分からなかったところもあるし、もう一度見直していろいろ確認したいな。

モリファンの方や、彼の書く芝居が好みの方にとっては今回の「HONOR」は彼らしくて良かったんではないか、なんて推測してます。
好みの問題はあるにせよ、次回はもう少し自分の状態を良くして
単純に楽しみたいなぁ、と思ってます。
  • [2007/05/16 18:34]
  • URL |
  • ミヅチ>もももさま
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