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「魍魎の匣」 

今日は久しぶりに用事のない日だったので、
朝いちで映画を観てきました。

以下、ネタバレしてます。
!ご注意!
 ※ ※ ※

原作「魍魎の匣」を読んだのはもう何年も(いや、もっとかも。10年以上?)前のこと。
一度読んだきりで、その後読み返すことはなかったので
大筋はともかく細かな内容は結構忘れていた・・・。

でもその分、楽しめたかもしれない。

ほぼ貸切状態の映画館の、
ど真ん中の列のど真ん中の席で
ゆったりと巨大な画面を眺めているとあっという間にあちら側の世界へと引き込まれてしまう。
この感覚を味わうためなら、1500円(メンバーズカードで300円引きだったの)払っても全然惜しくない。

(本当は水曜に行きたいところだけど・・・)
(だって、レディースデイで1000円だもの)
(でも、なぜか水曜は忙しくてなかなか行けないのよね)

エンターテインメントとして、なかなか面白かったと思う。
私は映画には「娯楽」を求めているので
その点ではとっても満足だった。
これで、私が全く原作を知らず
登場人物たちに特別な思い入れなんかもなければ、きっとさらにさらに楽しんだことだろう。

でも、残念ながら私は原作のシリーズが大好きで、
出てくる登場人物たちにもそれぞれに思いがあるので
やっぱり違和感を感じてしまうのだ・・・。

まず京極堂にはあんなに簡単に笑ってほしくない。
(登場した瞬間、訪ねてきた関口を見て軽く笑ったのよ。ありえない!!)
あんなに表情豊かな中禅寺なんて・・・!
いつも肉親の葬式帰りみたいな気難しい顔をしててこそ京極堂。
堤さんのは、それはそれで魅力的ではあったけど
感情を出し過ぎだーって思っちゃう。

榎木津は外見はまぁしかたないにせよ、
もう少し“変人”な感じを出してほしかった。
あれじゃあねぇ、普通の人だもの。
それでも思っていたより、阿部榎木津はイイ線いってたかなぁ。

鳥口はまんまだった!
合格。(笑)
正直私のイメージではあとちょっとだけカッコ良くてもいい気がするんだけど。

敦子はあと少し頭が良さそうだったら良かったなぁ。
可愛かったからいいか。

問題はやっぱり関口と木場。
関口は・・・ちょっとアクティブ過ぎ、かなぁ。
それに何だか自信満々な感じなんだよね。
違うの、関口巽にはもっともっとおどおどしててほしい。
椎名関口はちょっと空気の読めない弱気なやつって感じになってて
全然違うと思った。
木場はもっと違う。
どうしても面白く見えちゃうのが残念なんだよね、宮迫さん、上手なんだけど。
もっと不器用で、男っぽくて、で、一途なんだよ。
う~ん。

みんなイイ線言ってるようで、なんだか違う。
まったく違うならともかく微妙に違うのがなんか気持ち悪い。

もちろん、キャラクターをどう設定するかは監督さんの意図なんだろうし
原作と比べるのは愚かなことのようにも思うけれど、
あれだけの原作がある以上比べられるのは宿命に近い。
ならば、もう少し何とか・・・と思うのは高望みだろうか?

(ここから、さらに内容に触れます。)

 ↓
 ↓

キャラクターでなく内容の方も、どこか薄いというか弱いというか
それもあれだけの厚みの本を2時間ちょっとにしようとすると
仕方のないことなのだろうか?

加菜子と頼子の関係が詳しく描かれないから、頼子の加菜子への行為が唐突に感じるし、
久保の箱への執着もいまいち弱いし、
陽子と木場の関係というか木場の思いみたいなものは全部吹っ飛ばされてるし
陽子は陽子で美馬坂との愛憎がやっぱり伝わってこないし
雨宮の描かれ方も薄いのでラストのシーンに重みがない。
そしてそのラストシーン、加菜子の「ほう」が全然違う気がする・・・・。
どうにもちょっとずつ残念。

小説という文字だけの世界を映像にしたことで、
今書いたような細かいことは吹き飛ぶくらいの世界観や映像美を見せてくれたら
そんなこと忘れて夢中になったのかも知れない。
でも戦後の日本の町並みはたぶん中国かなんかで撮影されたもののようで
どうにも「東京」って感じがしないし、
美馬坂の研究所は宇都宮の大谷石の採掘跡が使われたんだと思うけど、
大谷石に気づいちゃったらそれもまた違和感。
あの研究所は金属の箱っていうイメージなんだけどな。

何だか書いていたらすっかり批判的になっちゃった。
実際には結構楽しんだんだけど、
でも不思議なことに見終わってしばらくしたら何だかムカムカと気持ち悪くなってきて
今日はお昼が食べられませんでした・・・。
内容をご存じの方なら分かるけど、匣にみっしり、な映像は
後からジワジワくるみたい・・・。

映画化第1作はまだ見たことがないので、
今度見てみよう。
永瀬関口はどうなのかしら?





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コメント

お久しぶりです。
私も今日観てきましたよ。
感想はミヅチさんに同感。
一緒に行った京極バカの友人と「んーーー」って唸って帰ってきました。
永瀬君は病気で降板らしいですよ。

ばのさん!!
明けましておめでとうございます~。
今年もよろしくお願いします。

こんなマニアックな記事にコメントなんかつくはずもないと
うっかりしておりました・・・。
お返事遅くなっちゃってごめんなさい。

京極好きのばのさんも同じような感想でホッとしました。
原作好きの人には厳しい映画でしたね。
永瀬くんは、俳優業よりシルバーアクセサリー?かなんかのデザイン業が面白くて俳優の仕事からは遠ざかってるって前に何かで読んだので
そのせいで今回も出なかったのかと思ってました。
病気だったんだ・・・。
濱マイクのシリーズとか大好きだったので、まだ映画にも出て欲しいな~。
  • [2008/01/19 18:17]
  • URL |
  • ミヅチ>ばのさま
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